11月20日（日）まで、広坂の/galleryではニットブランドのANSPINNEN（スピネン）の展覧会を開催中です。

ANSPINNENは2019年の秋に立ち上がった日本発のファクトリーブランドです。ドイツ由来の機械を使っていることから、ドイツ語の紡ぐ・つなぐという意味のSPINNENに、前置詞ANを繋げて、ANSPINNENと名付けられました。
スピネンを立ち上げた小金毛織は、日本で数少ない紡毛紡績メーカーです。特に、カシミヤ糸を紡績できる国内３社の内の１社で、長く受け継いでできた確かな紡績技術で知られています。紡績とは糸づくり。着心地が良く長く愛用できるニットは、最良の糸から生まれます。スピネンでは、カシミヤやヤク、ラムズウール等を、最高の技術で丁寧に紡ぎ、原毛から糸にするまでを終始一箇所で行うことで、絶えず糸の声に耳を傾け、その性質を理解し、息を吹き込んでいきます。

中央アジア砂漠地帯に生息する、フタコブラクダの毛、その中でも、最も細い太さの産毛を持つ繊維は“ベビーキャメル”と呼ばれています。
この素材は、天然繊維でNo.1と言われるほどの吸湿性・放湿性に優れており、湿度をコントロールして一定に保ってくれるので、暖かな室内で過ごす時にも快適に過ごすことができます。
２色のうち、茶色の“キャメル”は染色をしていない、原毛本来の色です。また、色違いのグレーにも染めていないキャメル色の原毛が少量使われているため、ややベージュがかった温かみのある色に仕上がっています。
パール編みと呼ばれる裏編みを使った編み目で少しノスタルジックな印象です。

MATERIAL : キャメル 100%
COLOR :キャメル、グレー
SIZE : S ( 着丈 : 57cm / 袖丈 56cm / 身幅 : 46cm / 肩幅 : 35cm )
M ( 着丈 : 67cm / 袖丈 61cm / 身幅 : 53cm / 肩幅 : 42cm ）