キム・ホノさんは、緑豊かな愛知県瀬戸市で工房を構え制作しています。
factory zoomerでは彼の展覧会を4回程開催しておりますが、毎回新作のみで展覧会を行い、土を使って表現する唯一無二のアーティストです。一言で、陶芸家と言えないところがキム・ホノさんの作品の魅力です。
今回ご紹介するのは、2018年制作の「再構築シリーズ」のオブジェです。この作品を見た時、初めて見るテクスチャー、初めて見る形に、新しいモノなの？古いモノなの？？と、心がざわつきました。
一度完成させた形態を、無作為さを追求するために、壊し、自分の意思とは関係ないところで、もう一度形にしていく「再構築」と呼ぶ制作方法に挑んだ時代の作品です。そのテクスチャーは、釉薬を塗り、その釉薬が乾かないうちに、上から紙を貼りつけ、ペリペリと剥がして、色むらや掠れを作っています。ここにも、無作為を追求する作家の姿が垣間見れます。このような、偶然を利用して、必然にしていく姿勢に魅せられます。

MATERIAL : 陶器
SIZE :高さ: 約24cm / 幅(一番幅が広い箇所) : 21.5cm / 底 : Φ11cm
※こちらの作品は、花器ではなくオブジェになります。花器としてお使いいただく際は、落としを中に入れてお使いください。
※花器としてご使用になられる場合は、落としが必要になりますので、ご注意ください。
※こちらのお品は、お買い上げ後に送料を120サイズに変更させていただきます